2013年度 社団法人 伊東青年会議所
理事長 荻野 高志
Change
~ 変わりゆく時代と共に生きる ~
私は、2003年に入会させて頂きちょうど10年目の節目の年に、理事長という大役を拝名いたしました。(社)伊東青年会議所を卒業された先輩方、共に青年会議所活動を続けてきた同士の支えにはとても感謝の意を感じると同時に、先輩方の築いて来られた伝統の名に恥じぬよう精一杯、理事長としての1年を邁進する所存でございます。
私たち(社)伊東青年会議所はこれまでの半世紀以上に渡る歴史の中で、様々なまちづくり事業や、青少年の育成事業、会員の研修事業などを行い伊東のまちの「明るい豊かな社会」の実現に向けて、尽力して参りました。そしてこれからも、この伊東のまちのために、私たちが行う活動をさらに地域に根ざしたものにして行かなければならないと考えております。そのためには青年会議所の活動を今まで以上に知って頂き、理解して頂く必要があると思います。では、どうしたらもっと青年会議所の活動を広く理解して頂けるのか。まずは、メンバー一人ひとりが青年会議所活動を、発信しPRしていくことが大切であると考えます。
私たちの考える「明るい豊かな社会」の実現には、活動の推進力そして地域への発信力という面で、会員拡大は必要不可欠なものです。やはり「数は力」です。私たちの活動を共に行う仲間が多ければ多いほど、知恵を出し合う仲間が増え、私たちがこのまちに対し、どのような活動を行って行かなければならないか、このまちの将来をどのように考えて行かなければならないかを語り合える仲間が増えます。そのためには、もう一度、私たちメンバー一人ひとりにとっての青年会議所に所属している意義を考えると同時に、共に活動を行う仲間を増やすことが大切だと感じます。
2013年度、(社)伊東青年会議所は、一般社団法人格を取得し、新たな船出の時を迎えます。新たな一歩を踏み出すにあたり、これからの青年会議所がどのように地域に根ざして活動して行くかを考える良いチャンスだと思います。ただ漫然と青年会議所活動を行うのではなく、地域にこれまで以上に必要とされる団体であるために、一人ひとりが志を高く持ち、JCパーソンとしての誇りを持って活動して頂きたいと思います。
かつて、小泉純一郎首相は、内閣総理大臣所信表明演説の中で、ダーウィンの進化論について述べました。進化論を唱えたダーウィンは、「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭の良いものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ」という考えを示したと言われています。これからの青年会議所も時代の変化に対応し、適応していかなければならないと考えております。
私が経験した青年会議所での10年間は何ものにも変えられない財産だと思っています。
このようなすばらしい経験をさせて頂いた青年会議所に恩返しをする気持ちで、1年間頑張って参ります。宜しくお願いいたします。